目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)入試結果
中附2023年第1回・算数は、平均点高めの結果となりました。
合格者平均点 | ||
年度 | 男子 | 女子 |
2023 | 80.4 | 81.4 |
2022 | 70.5 | 69.8 |
2021 | 76.5 | 78.8 |
2020 | 74.8 | 77.9 |
(学校ホームページより。算数100点満点)
(2)出題分野
「和差算」「平面図形」「立体図形」「ニュートン算」を中心に、「数の性質」「場合の数」なども出題されています。
(3)難易度
ほとんどの問題が、標準レベル(C)で、基本レベルや難問は、ごく少数でした。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 数の性質 | C |
(4) | 比 | C |
(5) | 場合の数 | C |
(6) | 平面図形 | C |
大問2 | ||
(1) | 和差算 | C |
(2) | 和差算 | C |
(3) | 和差算 | C |
大問3 | ||
(1) | 平面図形 | C |
(2) | 平面図形 | C |
(3) | 平面図形 | C |
大問4 | ||
(1) | 立体図形 | C |
(2) | 立体図形 | C |
(3) | 立体図形 | E |
大問5 | ||
(1) | ニュートン算 | C |
(2) | ニュートン算 | C |
(3) | ニュートン算 | C |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)~(5)
基本~標準レベルの問題です。
大問1(6)「平面図形」
X=82-62=20度(答え)
大問2「和差算」
有名な定番問題です。
初めて勉強するときは、図の書き方が難しいと感じるかもしれませんが、重要問題なので、しっかりマスターしておきましょう。
大問3「平面図形」
有名な定番問題です。
「チェバの定理」とも言います。
大問4「立体図形」
(1)(2)
Pから最も近い点、遠い点を確認しましょう。
前者がドーナツの内側、後者が外側です。
(3)
大きな円すいから、小さな円すいをくり抜いた形になります。
高さは両者とも3cm
半径は、5cmと3cm
大問5「ニュートン算」
典型的なニュートン算です。
大問2、3、5と、有名な定番問題の数字替えが続き、解説することがあまりありません。
このような場合、やはり、合格者平均点は、8割を超えます。
受験生のレベルの高さを感じます。
有名な定番問題については、かなり難しいものであっても、完璧に仕上げておく必要があります。