目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)入試結果
本年度は、高得点となりました。
年度 | 受験者平均点 |
2023 | 67.0/100 |
2022 | 55.6/100 |
2021 | 64.8 /100 |
2020 | 58.1/100 |
2019 | 62.5/100 |
(学校ホームページより。)
(2)出題分野
はば広い分野から出題されています。
本年度も引き続き、「平面図形・比」「グラフ読み取り」「規則性」「統計」に重点がおかれています。
(3)難易度
基本~標準レベルの問題を中心に出題されています。
問題数、作業量が多いため、スピードと確実性を両立させる難しさがあります。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 割合・相当算 | B |
(4) | 数の性質 | B |
(5) | 平面図形 | B |
(6) | 平均算 | B |
(7) | 割合・濃さ | B |
(8) | 速さ・通過算 | B |
(9) | 時計算 | B |
(10) | 立体図形 | B |
大問2 | ||
(1) | 平面図形・比 | C |
(2) | 平面図形・比 | C |
(3) | 平面図形・比 | C |
大問3 | ||
(1) | 水そうグラフ | B |
(2) | 水そうグラフ | B |
(3) | 水そうグラフ | C |
大問4 | ||
(1) | 規則性 | B |
(2) | 規則性 | B |
(3) | 規則性 | B |
(4) | 規則性 | B |
大問5 | ||
(1)① | 統計 | B |
(1)② | 統計 | D |
(2) | 統計 | D |
(3) | 統計 | D |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)~(10)
すべて基本問題です。
ここは、満点を目指しましょう。
大問2「平面図形・比」
前年度と同じような問題です。
三角形の相似を見つけ、比合わせで連比を求めるタイプです。
前年度より、ややシンプルになっています。
大問3「水そうグラフ」
おもりより上の部分の体積から求めると、うまくいきます。
(3)は、作業量が多く、ミスしやすい問題です。
水そうを正面から見た図をかき、底面積ごとに仕切って、ミスを防ぎましょう。
大問4「規則性」
グループ分けです。
「4,5,5,3,4」が一つのグループ(周期)になっています。
(4)で「すべて求めなさい」となっているのは、200個目の5のあとに、3,4,4と数字が続いていて、それらのどれを選んでも、5は全部で200個含まれているからです。
大問5「統計」
本問は、論理的には易しいのですが、作業量、計算量が多く、時間がかかります。
いかに効率的に求めるか?
たとえば、「D、A」の場合、
という経路なので、
となります。
はじめに、自宅から各地点までの往復距離を数えて書き込んでおくと、かなり作業効率が上がると思われます。
「平面図形・比」「規則性」は、前年度に似た問題が再出題されていますが、前年度より易しくなっています。
前年度の正答率がかなり低かったのかもしれません。
出題者としては、ここを強化してほしいということではないかと、推察します。
大問5「統計」は、作業量が多く、時間がかかります。
効率的に処理する方法を「各論」中でご説明してあります。