学習院 算数 対策 2022年


目次
「傾向」 
1、概要
(1)入試結果
(2)出題分野
(3)難易度
2、各論(大問1~6)
「対策」

傾向(第1回)

1、概要

(1)入試結果

 

例年通りです。

年度 受験者平均点 合格者平均点
2022 66.4  79.8 
2021 64.4  81.3 

(学校ホームページより。算数100点満点)

 

(2)出題分野

 

「平面図形」「規則性」「速さ・進行グラフ」「論理推理」などを中心に出題されています。

 

(3)難易度

 

基本~標準レベルの問題が中心ですが、最後の大問2問は難しくなっています。

 

出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)

 

Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。

   出題分野&難易度マップ
大問1    
(1) 計算 A
(2)  計算 
(3)  計算 
(4)  計算 
大問2     
(1)  植木算 
(2)  集合 
(3)  速さ・通過算 
(4)  数の性質 
大問3     
(1)  平面図形 
(2)  平面図形 
(3)  平面図形 
大問4     
(1)  規則性 
(2)  規則性 
(3)  規則性 
大問5     
(1)  速さ・進行グラフ 
(2)  速さ・進行グラフ 
(3)  速さ・進行グラフ 
大問6     
(1)  論理推理 
(2)  論理推理 

それでは順に見ていきましょう。

2、各論(大問1~6)


大問1「計算」

 

ウオーミングアップ問題です。


大問2

 

基本問題です。

 

(4)では、10余ることから、10以下のものを除く点、注意しましょう。


大問3「平面図形」

 

基本問題です。


大問4「規則性」

 

分子、分母とも、等差数列です。

 

(3)

 

分子=15+②

分母=22+⑨

 

これが1:4になります。

 

15+②:22+⑨=1:4(比例式)

 

①=38、38+1=39番目(答え)


大問5「速さ・進行グラフ」

 

(1)

 

グラフの屈折点の意味を考えましょう。左から順に

  • 学、B発
  • 出会い(1回目)
  • 学、休けい終わり
  • 太郎、Aに戻る
  • 出会い(2回目)
  • 2人同時着

です。

 

太郎は42分で2520m歩いたので、学は、残りの2880mを42-10=32分で歩いたことになります。

 

2880÷32=90m/分(答え)

 

(2)

 

太郎が走ったのは2520+5400=7920m

 

学が歩いた時間は5400÷90=60分なので、遅れた10分と休み5分を加えて75分後にA地点到着

 

よって、太郎が走ったのは

75=42=33分

 

7920÷33=240m/分(答え)

 

(3)

 

2520÷240=10.5分……1回目の出会いから、太郎がA地点に戻るまでの時間

 

このうち最初の5分間、学は休み

 

よって、

240×5+(240-90)×5.5=2025m(答え)


大問6「論理推理」

 

「論理推理」の問題では、

「裏から考える」という発想が大切です。

 

たとえば、

 

さかもと君「4組と試合がしたかったな。」

 

という条件からは、

 

「さかもと君は4組ではない」

 

ということが確定します。


対策(第1回)


ポイント1


基本的な問題が多いとはいえ、合格者平均点が約8割と高いことから、大問1~4は、ほとんど満点が求められています。

 

油断することなく、基本のマスターに全力をあげましょう。


ポイント2


大問6「論理推理」は、「裏から考える」という算数の発想法が用いられています。

 

算数の発想法は、解法のパターン暗記に走ることなく、深い理解を得るための重要な技術です。

 

しっかり習得しておきましょう。




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