本郷中学の国語は、50分・100点満点です。
出題分野は、
で構成されています。
論説文、物語文とも、それ自体の長さは標準的ですが、2つ合わせると、かなり長めの文章です。
設問形式は、選択式が多くを占め、記述式も少し出題されます。
選択式は、選択肢の一つ一つが長く、分量的にかなり多いのですが、明らかに誤りの選択肢も多く、読解が正確であれば、見た目ほど時間はかかりません。
記述式は、本文の核心部分をまとめるものが多く、字数は少ないもので30~40字、多いもので70~90字ぐらいです。
本文の言葉を大いに利用できます。
論説文と物語文の話題は、伝統的な定番ものから、現代的なものまで、はば広く取り上げられています。
伝統的な話題は、
などです。
現代的な話題は、
などです。
いずれも、年度や回、論説文と物語文といった枠を越えて、くり返し出題されています。
よって、過去問を検討する中で、これらの問題に対するものの見方を身につけておくとよいでしょう。
もう一つの特徴は、「注」が非常に多い点です。
一つの論説文や物語文に対して、注が16個、18個ついていることもあります。
注は、それ無しだと、文章の意味が正確に読み取れないからついているわけで、読み飛ばすのは危険です。
他方、ページをめくって注を読んでいると、本文の流れが寸断されます。
この点も、過去問を利用して、十分に慣れておきましょう。