目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)出題分野
「規則性」「立体図形」「割合」「速さ」などを中心に、出題されています。
「統計」も、新傾向問題ですが、出題されていて、注目です。
(2)難易度
本年度は、理論的な超難問は、出題されていません。
ただ、新傾向の「統計」が出題されています。
あまり解き慣れていない分野で、戸惑った受験生もいたかもしれません。
「出題分野&難易度マップ」を掲載いたします。(難易度は、レッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 平面図形 | B |
(3) | 割合・仕事算 | B |
(4) | 統計 | C |
大問2 | ||
(1) | 規則性 | A |
(2) | 規則性 | D |
大問3 | ||
(1) | 立体図形 | B |
(2) | 立体図形 | C |
(3) | 立体図形 | C |
大問4 | 割合 | D |
大問5 | ||
(1) | 速さ・進行グラフ | C |
(2) | 速さ・進行グラフ | C |
(3) | 速さ・進行グラフ | D |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)「計算」
ウオーミングアップ問題です。
大問1(2)「平面図形」
まず、それぞれの弧の長さを「比」で表しておいて、最後にcmに換算すると、効率的です。
大問1(3)「割合・仕事算」
基本問題です。
一見すると計算が大変そうですが、2人の仕事のペースはきれいに割り切れ、見た目ほど大変ではありません。
大問1(4)「統計」
中央値が35点なので、左から20番目と21番目の人は、35点です。
よって、オは最小でも10
また、オが11以上だと、最頻値が(単独で)40点とは言えなくなります。
よって、オ=10、カ=12。
あとは、計算するだけです。
大問2「規則性」
(1)で8けたまで実行すると、余りの周期が6であることがわかります。
「2、1、5、3、4、0」「2、1、5、3、4、0」……
これがわかれば、あとは基本問題です。
大問3「立体図形」
(1)
図1で5cm飛び出ている部分が水没すると、水面が0.2cm上がります。
従って、おもり5cm分の体積と、水そう0.2cm分の体積が、等しいことがわかります。
(2)(3)
(1)がわかれば、基本問題です。
おもりが水面の上に出るか、水中に沈むか、注意しましょう。
大問4「割合」
割引前は、1人「1」円とします。
「47」×0.8=「37.6」(団体料金)
欠席者が3人とすると、
「44」=「37.6」+672円
「6.4」=672円
「1」=672÷6.4=105
これは、300円以上1000以下の条件に反する
この要領で、欠席者が4人、5人、6人……と試していくと、欠席者8人のとき、480円で、条件に合います。(答え)
大問5「速さ・進行グラフ」
0分(スタート時)に面積が216㎠ということは、長方形ABCDの面積は、216×4=864㎠
よって、長方形の横の長さは
864÷24=36cm
グラフが4分で0になっているので、
36÷4=9cm/分(点P、Qの速さの和)
グラフが6分で下向きに変わっているのは、点QがAに着いたから。
よって、36÷6=6cm/分……点Qの速さ
9-6=3cm/分……点Pの速さ
これで、すべての数字がわかったので、あとは計算あるのみです。
(2)は、「三角形の共通底辺」の問題
(3)は、点PやQが長方形の頂点に来た時の様子を書き込みながら、少しずつ進めていきます。
本年度は、理論的な超難問はありません。
他方、作業量が多かったり、ミスしやすかったりする問題が出題されています。
よって、高得点レースとなり、合格は簡単ではありません。
いかにミスを防ぎつつ、手早く解くか?という競争になります。
大問1(4)の「統計」は、新傾向問題で、大手塾の基幹テキストでは、十分対応できないかもしれません。
(もちろん、頻繫な改訂が難しい基幹テキストではなく、補助プリントのような形で、補完しているかもしれませんが。)
小学校の教育指導要領の範囲内で作れる応用問題については、意識的に他校の過去問なども集めてみるとよいでしょう。
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