四谷大塚は、1954年(昭和29年)に創立された、最も老舗の中学受験塾の一つです。
そのメイン教材、「予習シリーズ」は、現在も業界トップの呼び声が高いテキストです。
早稲アカをはじめとする、YTネット塾の、プラットフォーム的な教材として、使われています。
もちろん、予習シリーズ算数も、素晴らしい出来栄えです。
色刷りで製本したテキストであるにもかかわらず、マメにアップデートされていて、入試の最新傾向にも対応しています。
名前は予習シリーズですが、解説のわかりやすさから、自習にも適していて、「自習シリーズ」と言ってもよいでしょう。
4年生、5年生のうちに、6年生のテキストを購入することもできますから、早々と仕上げることも可能です。
ある意味、「無学年方式」です。
レッツ算数教室では、予習シリーズで「飛び級」の指導もしています。
予習シリーズと並ぶ、四谷大塚の看板メニューが、「合不合判定テスト」
問題はクセがなく、バランスが良く、こちらも、業界プラットフォームとなっています。
それもそのはず、合不合の問題は、予習シリーズ執筆陣が、1週間ホテルに缶詰めで、1日2問ずつ作成しているそうです。
各自が持ち寄った問題を、たたき台にして、たたいてたたいて、生き残った問題が、受験生に提供されています。
サピックスも、生徒数が3000人未満だった時期は、全員が、四谷大塚の合不合を受験していました。
現在は、サピっクスが自前の模試を実施しているため、超難関校の合格判定テストとしては、やや、精度が下がった可能性があります。
予習シリーズの必修例題あたりを、上手にまとめたテキストに、「四科のまとめ・算数」があります。
これを、6年生夏休みに全問マスターできると、9月の合不合判定テストで、偏差値60が取れます。
(おおよその目安です)
ですから、予習シリーズの必修例題を一つの目安として、日々の勉強に励まれると良いでしょう。