海城中学の国語は、50分、120点満点です。
例年、物語文と論説文が1問ずつ出題されます。(論説文の代わりに、随筆の年もあります)
漢字書き取りは、論説文中から出題されます。
設問は、物語文、論説文それぞれ、
です。
選択式問題は、一つ一つの選択肢が長く、設問のページ数がかなりのボリュームになっています。
忙しい試験であるといえます。
もっとも、それほどひねった問題ではないので、
どんどん解き進めることができます。
「斜め読み」「飛ばし読み」よりも、精読が大切です。
また、選択式問題が大部分を占めているとはいえ、記述式も1問は出題されています。
字数は100字以内など、多少多めのものも出題されています。
記述の練習も必須です。
物語文のテーマは
など、現代的なものが主流です。
論説文も、コロナ禍にはそれ関連の文章を出題するなど、時流に沿ったものが多いようです。
漢字書き取りは、論説文から出題されます。
これは、抽象的な熟語が出題されやすいことを意味します。
たとえば、
といったところが、出題のポイントになっています。
帰国生入試の国語は、論説文の出題テーマに「比較文明論」が出題されやすいという特徴があります。
文明や時代の比較に必要な範囲で、歴史の大きな流れを知っていると有利です。
世界平和や地球環境問題の知識もあるとよいでしょう。
そのために、日本の学校の社会科の教科書は、一読しておく価値があります。