目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~4) |
「対策」 |
(1)入試結果
駒東・算数2023年度は、かなり易しくなりました。
学校公表の受験者平均点は120点満点中、80.7点(67.3%)、合格者平均点は90.2点でした。
(2)出題分野
「ルール指定・場合の数」「平面図形」「立体図形」「数の性質」から出題されています。
前年度よりかなり易しくなったとはいえ、場合分け能力重視の傾向は続いています。
(3)難易度
前年度があまりにも難しかったのに対し、2023年度は大変易しくなりました。
「出題分野&難易度マップ」を掲載致します。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | ルール指定・場合の数 | C |
(2)① | 平面図形 | C |
(2)② |
平面図形 | D |
(3)① | ルール指定・場合の数 | C |
(3)② | ルール指定・場合の数 | E |
大問2 | ||
(1) | 平面図形 | C |
(2) | 平面図形 | C |
大問3 | ||
(1) | 数の性質 | B |
(2) | 数の性質 | D |
大問4 | ||
(1) | 立体図形 | C |
(2) | 立体図形 | E |
それでは順に見ていきましょう。
大問1(1)「ルール指定・場合の数」
定番問題です。1から逆に2→4→8…とたどっていきます。
大問1(2)「平面図形」
補助線ACを引くと、三角形ABCが直角二等辺三角形になります。(有名です)
すると、三角形の相似比が次々にわかります。
駒東の受験生にとっては、お手のものでしょう。
大問1(3)「ルール指定・場合の数」
①は基本問題ですが、②はなかなか手間がかかります。
2001÷3、2002÷4、2003÷5…と、50通り試せば、いずれ答えがでます。
あとは時間との相談です。
大問2「平面図形」
円の面積を求める際、半径はわからない(ルートになってしまう)が、半径×半径は求められることを利用する問題です。
定番問題なので、正答率は上がったと思われます。
大問3「数の性質」
いわゆる「連続する整数による和分解」の問題。
近年、難関校で流行している問題が、ほぼそのまま出題されました。
初見で解くのは厳しいのですが、駒東の受験生は準備万端。
「待ってました」
といった感じの問題です。
レッツ算数教室でも、2年前から、特集ページで解説しています。
リンクを貼っておきます。
大問4「立体図形」
(1)は基本問題。正答率は100%に近かったはずです。
(2)は本年度、最も難しかった問題です。
「空間ベクトル」の超基本(10秒で理解できます)を知っていると、センスや勘に頼らず、確実に解けます。
合格者平均点が前年度より50点近く上がるという、大変な2年間でした。
このような場合、「だいたい何点ぐらい取れればよい」といった準備の仕方は、意味がありません。
準備として心がけるべきは、次の2点
・合格者の多くが正解できる問題のレベルを体で把握し、しっかりついて行くこと
・あまりヤマを張らないこと
です。
出題傾向は毎年変わる可能性があるので、実力のある受験生は、出題傾向に特化せず、全天候型の準備をしています。
くわしくは
「出題傾向の突然の変化に備えて」(タップ・クリックできます)
でご説明しています。
(青い文字をタップ・クリック) |
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