大問1の小問群が充実しているため、出題分野は多岐にわたります。
その中でも、「計算問題」「割合(濃さ・相当算)」「速さ」「場合の数」は、コンスタントに出題されており、最重要分野です。
第1回、第2回とも、学校公表の合格最低点は6割前後となっています。(科目別ではありません)
ただし、第2回は、問題の難易度が相当に上がっています。
特に、終盤(大問3~4)の中には、超難関校の難問と同じレベルのものが見られます。
にもかかわらず、合格最低点が第1回とさほど変わらないということは、第2回の受験生は、かなりレベルが高いということでしょう。
全体的に、基本的な問題で構成されていますから、塾のテキストの基本問題を十分マスターしてあれば、対処できます。
特に、大問1の小問群は、全14問中、12問ぐらい得点したいところです。
大問2、3も手ごわい応用問題というわけではなく、手順通り解くことができます。
教わった問題について、すべてマスターし、本番でも取りこぼさないことが最も大切です。
そのためには、日頃から、自分が解ける問題と解けない問題をしっかり区別し、解ける問題の幅を着実に広げていくことが重要です。
大問1の小問群の中にも、かなり難しい問題が含まれています。
14問中10問ぐらいを目指しましょう。
大問2~4の中には、とても手がつけられないと感じられる問題も出題されています。
それぞれの大問の中で、小問1だけでも何とか得点する、という気持ちで取り組みましょう。
学校公表の合格点は、科目別になっていないため、算数だけで何点ぐらい必要かは、はっきりしません。
ただ、大手塾公表の偏差値から推定すると、算数で6割とるのは、多くの受験生にとって、かなり難しいのではないかと思われます(あくまでレッツの推定です)。
お子様の得意、不得意も考慮しながら、全教科の合計点を整える努力をしましょう。