立教池袋の算数は、例年、20問で構成されています。
第1回は大問10問で、それぞれが小問2問に分かれています。
第2回は大問9問で、第1問が計算題4問、大問2~9が小問2問に分かれています。
1、出題分野について
問題数が多いので、出題分野は多岐にわたります。平面図形、立体図形、割合、速さ、規則性、数の性質などから、まんべんなく出題されています。
進行グラフや棒グラフ、円グラフなど、グラフ読み取り問題が多いのも、本校の特徴です。
2、難易度について
おおむね、易しい問題から、難しい問題へと、並んでいます。合格最低点は55~60%。小問20問のうち、12~13問できれば、なんとか合格といったところです。
3、突然難化した、29年の算数
平成29年は、算数が、かなり難しくなりました。第1回について見ると、受験者平均点が、前年度の62.0点から49.3点へと、急落しています。特に、大問7の単位換算、大問10の場合の数が、難しかったと思われます。
難化の原因は、2020年の大学入試改革ではないかと、推測されます。
今回の大学入試改革は、知識詰め込み教育を排して、思考力重視の試験に変えようというものです。大学附属校であっても、なるべく、その主旨に沿った出題にしようという意図が見えます。
たとえば、大問7の単位換算は、角度の単位について、60進法を問題文で示し、その通りの計算ができるかを試すもの。大問10の場合の数も、ゲームのルールを長文の問題文で示し、その意味を読みとり、論理的に推論する問題です。
従来の立教池袋中の問題は、塾のテキストで紹介されている典型的な問題について、モレなく勉強しておけば、合格できたといえます。でも、今後は
「その場でルールを指定される問題」
にも対応できないと、合格が難しくなっていくでしょう。ルールの意味を理解し、そのようなルールの下で、どのような現象が起きるか、規則性を見抜くトレーニングが必要になってくると思います。
がんばりましょう。
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