成城中学の算数


傾向

成城中学の算数は、例年、大問9~10問によって、構成されています。

 

大問1、2は計算問題。次の大問から、基本問題、応用問題が続きます。

 

1、出題分野について

 

幅広く出題されています。特に、「速さ」「平面図形」「立体図形」が、よく出ます。そして、速さの問題は、「グラフ」とからめて出題される傾向にあります。

 

「速さとグラフ」といえば、「進行グラフ」が有名ですが、成城では、必ずしも進行グラフとは限りません。たとえば、

  • 2018年第1回大問9
  • 2018年第2回大問7

など、その場で、自分の頭で、グラフの意味を考えなければならない問題が出ます。この点は、2020年大学入試改革の主旨に沿ったものと言えます。

 

2、難易度について

 

おおむね、易しい問題から、難しい問題へと進んでいくようですが、絶対ではありません。途中に難問が配置されるときもあります。(たとえば、2018年第1回大問6)

 

全体的には、標準的な問題が並んでいます。所々、難問も見られますが、合格最低点から推定すると、とばしても大丈夫でしょう。

対策

まずは、標準的な問題を解けるように、準備することです。塾のテキストでくり返し勉強する定番問題については、しっかり自分のものにしておきましょう。

 

その上で、やはり「グラフ」の問題について、しっかり対策を立てたいところです。

 

グラフというものは、本来、言葉で説明するとわかりにくいことについて、目で見て直感的に理解してもらうためのものです。

 

ところが、算数の入試問題で出題されるときは、知能を試すためでしょうか、言葉で説明すればわかりやすいところを、わざわざグラフにして、わかりにくくしている時があります。

 

ですから、グラフの意味を考えて、言葉に言いかえる練習をするとよいでしょう。

 

練習台としては、成城の過去問とともに、他校の過去問や、公立中高一貫校の過去問なども、参考になります。



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