目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~8) |
「対策」 |
(1)入試結果
昨年度よりも、やや難化しました。
年度 | 受験者平均点 | 合格者平均点 |
2023 | 48.5 | 59.3 |
2022 | 52.1 | 66.9 |
2021 | 53.3 | 68.6 |
(学校ホームページより。算数100点満点)
(2)出題分野
「速さ・進行グラフ」が大問で2問出題され、重視されています。
他にも、「平面図形」「割合」「数の性質」「場合の数」など、はば広い分野から出題されています。
(3)難易度
やや難化しました。
難問の数が増えたわけではないのですが、難問一歩手前の歯ごたえのある問題や、作業量、計算量の多い問題が出題され、全体的に少しずつ圧迫された感じです。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算の工夫 | D |
(2) | 計算 | A |
大問2 | ||
(1) | 割合・濃さ | B |
(2) | 割合・濃さ | C |
大問3 | マルイチ算 | D |
大問4 | ||
(1) | 数の性質 | B |
(2) | 数の性質 | C |
大問5 | 平面図形・比 | E |
大問6 | ||
(1) | 速さ・進行グラフ | C |
(2) | 速さ・進行グラフ | C |
(3) | 速さ・進行グラフ | D |
大問7 | ||
ア | 場合の数 | C |
イ | 場合の数 | C |
ウ | 場合の数 | C |
エ | 場合の数 | C |
大問8 | ||
(1) | 速さ・進行グラフ | C |
(2) | 速さ・進行グラフ | E |
(3) | 速さ・進行グラフ | E |
それでは、順に見ていきましょう。
大問1「計算の工夫・計算」
(1)は、計算の工夫が必要です。
11.1×22.2
=1×11.1×2×11.1
=1×2×11.1×11.1
この要領で整理していくと、問題文の式は
(1×2+3×4+5×6+7×8)×11.1×11.1
=100×123.21
=12321(答え)
大問2「割合・濃さ」
基本問題です。
大問3「マルイチ算」
はじめにB君が持っていた鉛筆の本数を⑤とすると、
(52-⑤)×2/3-①=26
大問4「数の性質」
定番問題です。
大問5「平面図形・比」
PB、PCを結ぶと、補助線完成です。
チェバを利用します。
大問6「速さ・進行グラフ」
(1)
太郎君は、出発してから11分後に次郎君と出会い、その3分後に公園に着きました。
2.8kmを11:3に比例配分します。
(2)
太郎君は、2.8kmを40分、次郎君は600mを11分。
(3)
9時8分から逆戻しするのが、効率的な求め方です。
大問7「場合の数」
「左右対称」ということは、左上と左下の模様が決まれば、すべて決まります。
「左右対称かつ上下対称」ということは、左上の模様が決まれば、すべて決まります。
大問8「速さ・進行グラフ」
(1)
18÷(20/60)=54
これを1:2に比例配分して、18km/時(上り)、36km/時(下り)
(36-18)÷2=9km/時(川、答え)
(2)
(1)から、上り60分、下り30分がわかります。
次に、グラフの屈折点の意味を明らかにしましょう。
左の屈折点から順に
となります。
上りと下りの時間と速さがわかっているので、グラフの屈折点の時間も、すべてわかります。
(3)
5回目までのグラフを完成させてもよいのですが、作業量が多くなるので、横軸の時間だけかけばよいでしょう。
合格者平均点が59.3/100ということは、捨て問が多いことを意味しています。
「平面図形」と「速さ・進行グラフ」が重視され、頻出ではありますが、あまりにも難しく、あるいは作業量が多すぎて、捨てざるを得ない、という場合もあるでしょう。
そこで、出題頻度だけではなく、得点可能かどうかも加味して、対策を立てる必要があります。
大問2、4、6、7レベルの問題を、はば広い分野について、マスターするよう努めましょう。
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