出題形式
例年、大問2問で構成されています。
大問1は物語文。
大問2は論説文。
いずれも長文です。
設問形式はほとんどが5択の選択式問題で、一つ一つの選択肢も長文です。
ただし、50~80字程度の記述式問題も、大問1、大問2それぞれに、各1問ずつ出題されます。
頻出分野
物語文は
など、流行の最先端を行く問題が、多くを占めます。
論説文は
など、こちらも、現代社会のテーマが多く取り上げられています。
難易度
問題文は、本文、設問とも、かなりの長文です。
また、内容も、小学生には理解が難しいと思われる高度な深い文章が、多数出題されています。
たとえば、筆者が
という2通りの表現を使い分けているとき、その微妙なニュアンスの違いを問う出題があります。
「ひらがな」と「漢字」。
それも、「寂(さび)しさ」ではなく、「淋しさ」。
筆者が表記の違いに込めた想いは何か?
これを、文脈から推し量る必要があります。
単純な
「プラスイメージ」
「マイナスイメージ」
といった色分けでは、とても太刀打ちできません。
首都圏屈指の難問出題校です。
以上から、渋渋合格のための対策としては、以下の3点が大切です。
世の中や、国際社会の最先端の動きに、常にアンテナを張っておきましょう。
そのためには、社会科の重大ニュースの勉強も、役立ちます。
選択式問題は、文章の内容を理解して解くことが困難な場合もあります。
そのときは、文章の内容に踏み込むことなく、字面(じづら)で解く受験テクニックも必要です。
試験日が2月1日、2日と連続している学校では、採点に時間のかかる記述式問題は、出題しにくい傾向にありますが、渋渋では、しっかり出題されています。
つまり、自己表現力を重視している学校です。
日頃から、自分の考えを文章にまとめるトレーニングを積んでおきましょう。