渋渋 算数 対策 2025年


目次
「傾向」 
1、概要
(1)出題分野
(2)難易度
2、各論(大問1~4)
「対策」

傾向(第1回)

1、概要

(1)出題分野

 

「規則性」「立体図形」「割合」を中心に、はば広く出題されています。

 

本年度は「場合の数」が少な目でしたが、来年度以降、復活する可能性は高いです。

 

(2)難易度

 

昨年に続き、渋渋の算数としては、やや易し目でした。

 

特に、大問1の小問群に、捨て問が1問もなかったのは、珍しいです。

 

「出題分野&難易度マップ」を掲載いたします。(難易度は、レッツ算数教室の分析によります)

 

Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。

 

   出題分野&難易度マップ
大問1    
(1) 計算
(2)  速さ・平均速度 
(3)  数の性質 ・約数の個数 C
(4)  場合の数 
(5)  割合・仕事算 
(6)  平面図形・面積 
大問2     
(1)  規則性 
(2)  規則性 
(3)  規則性 
大問3     
(1)  立体図形・切断 
(2)  立体図形・切断 
(3)  立体図形・切断 
大問4     
(1)  割合・食塩水 
(2)  割合・食塩水 
(3)  割合・食塩水 

それでは順に見ていきましょう。

2、各論(大問1~4)


大問1

 

(1)「計算」

 

ウオーミングアップです。

 

1.875(0.875)は、一瞬で分数に変換できるよう、おぼえておきましょう。

 

(2)平均速度

 

駅と学校の距離が不明ですが、答えに影響はありません。

 

距離は自分で自由に設定できます。

 

(3)「数の性質・約数の個数」

 

約数の個数を求める公式は、本来、高校数学なのですが、現在は、中学受験でも必修となっています。

 

(4)「場合の数」

 

ABCの3人が、どちらの部屋に入るかで、場合分けです。

 

(5)「割合・仕事算」

 

  • 渋男さん5/分
  • 教子さん4/分
  • 全体1080

と設定します。

 

あとは、つるかめ算なども使って解きます。

 

(6)「平面図形・面積」

 

影のついた部分を、三角形やおうぎ形に分割して求めます。


大問2「規則性」

 

1×1+2×2+3×3+……+n×n

=n×(n+1)×(2n+1)÷6

 

という、高校数学の公式があります。

 

これを、図形で表したのが「図3」です。

 

この公式は、図3に当てはめて「説明」できます。

 

ただ、一般的にnの場合(たとえば、本問(3)のようにn=30の場合)にも成り立つことを図3から「証明」するのは、難しいように思われます。

 

なぜならば、図3が白2つと黒1つで3等分されていることを、nの場合にも成り立つと証明しなければいけませんから。

 

もっとも、そこは中学受験ですから、n=4やn=7で成り立てば、n=30でも成り立つのだろうと「想像」して、「規則性を発見」したことにして解く、というのもアリです。

 

それが気持ち悪い人は、(3)は捨て問にしても大丈夫でしょう。

 

ちなみに、(2)は、実際に7番目までのマスを描かなくても、図3との比較から、以下の式を立てて、解けます。

 

7×1+6×3+5×5+4×7+3×9+2×11+1×13=140


大問3「立体図形・切断」

 

(1)

 

三角すいAGHLの体積です。

 

(2)

 

断頭三角柱FGL-EJKの体積です。

 

(3)

 

  • AGの3等分点のうち、Aに近い方をM
  • BHの3等分点のうち、Bに近い方をN
  • FLの3等分点のうち、Fに近い方をO

とします。

 

三角柱NHI-OLKと、断頭三角柱ANO-GHLの体積の和です。


大問4「割合・食塩水」

 

(1)(2)は、渋渋の受験生にとっては、とても易しいと思われます。

 

(3)も、理屈は易しいのですが、計算が半端な分数の連続で、厳しいです。


傾向(第1回)


ポイント1


大問1の小問群が、渋渋にしては、かなり易し目でした。

 

その分、大問3の立体切断は手強く、大問2(3)、大問4(3)は、作業量が多い、計算力が求められるなど、バランスを取っています。

 

大問1や計算でミスが出ると、厳しいでしょう。


ポイント2


大問2は、高校数学の基本的な公式をアレンジした問題です。

 

このような公式をどこまで勉強しておくかは、難しい所です。

 

大問1(3)「約数の個数の公式」のように、高校数学であっても、中学受験界の常識になったものについては、必修です。

 

結局、大手塾のテキストで、どの程度まで教えているかによって決まるので、あまり神経質になることはありません。

 

高校数学の一部までカバーすれば、その分、おろそかになる分野が出てきてしまうおそれもあります。


ポイント3


大問3「立体切断」は、かなり難しいのですが、使うテクニックは、十分に出題範囲内です。

 

ひとつの図形を様々な角度からながめる練習をしておきましょう。

 

たとえば、四角すいは

 

「ある、秘密の図形」

 

と見ることもできます。





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