高輪中学の国語は、50分、100点満点で、各回とも、
から構成されています。
本文の長さは、短めで、設問数は多めです。
漢字は、書き取り、読みがなはもちろんのこと、四字熟語、慣用句、反対語など、はば広く出題され、漢字にまつわる教養の深さが求められています。
しっかり準備すれば、努力が報われるでしょう。
設問形式は、選択式と記述式ですが、7割近くが選択式です。
選択肢は、かなり微妙なものも含まれています。
記述式は30字から50字ぐらいで、本文中の言葉が使えます。
本文で取り上げられるテーマは、年度、回を横断して、ある程度共通点があります。
論説文は、日本の文化と西欧の文化を比較するオーソドックスなものが出題されています。
「空気を読む日本文化」vs「個人の意見を重視する西欧文化」
という、二元論です。
物語文も、
「周囲に気を使うべきか?」
「ありのままの自分でよいか?」
という問題が重要なテーマになっているようです。
同調圧力、多様性の問題です。
ひとつの文章だけを取り上げれば、どちらかを強く打ち出していることもありますが、何年分、何回分かを通して読むと、
「どちらかが正解、というよりは、どちらもアリで、悩みますよね!」
ということになるようです。
「正解のない問題を考え続けることが大切で、教育、学びは、そのためにある」
というのが、学校のメッセージのように思われます。