目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)出題分野 |
(2)難易度 |
2、各論(大問1~5) |
「対策」 |
(1)出題分野
「平面図形」「立体図形」「速さ」がメインです。
小問で、「数の性質」「割合」なども出題されています。
(2)難易度
前年度より、若干やさしくなりましたが、それでも骨のある問題が並んでいます。
出題分野&難易度マップを掲載いたします。(難易度はレッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDEの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算 | A |
(2) | 計算 | A |
(3) | 計算 | A |
(4) | 計算 | A |
大問2 | ||
(1) | 数の性質 | C |
(2) |
数の性質 |
B |
(3) | 差集め算 | C |
(4) | 割合・売買算 | D |
大問3 | ||
(1) | 速さと比 | B |
(2) | 速さと比 | D |
(3) | 速さと比 | D |
大問4 | ||
(1) | 平面図形 | B |
(2) | 平面図形 | C |
(3) | 平面図形 | E |
大問5 | ||
(1) | 立体図形・切断 | B |
(2) | 立体図形・切断 | C |
(3) | 立体図形・切断 | C |
それでは、順に見ていきましょう。
大問1「計算」
(3)は265で分配法則を利用
(4)は0.625=5/8
大問2(1)「数の性質・約数の和」
約数の和は、本来、高校数学なのですが、中学受験でも定番となりました。
大問2(2)「数の性質・周期」
2と5の最小公倍数10が周期になっています。
大問2(3)「差集め算」
最初、全員に6個ずつ配ると、どうなるかを考えると、普通の差集め算になります。
大問2(4)「割合・売買算」
仮に100円引きにしなければ、利益はいくらで、平均何割の利益で売ったことになるかを考えます。
大問3「速さと比」
太郎君がA→B→Cへ移動する間に7分休み、花子さんがA→B→C→公園→Cへ移動する間にも、7分休んでいます。
つまり、仮に2人が7分休まなかったとしても、やはりCで出会うことになります。
2人の移動距離は3:8
これで解決します。
大問4「平面図形」
(1)は定番問題
(2)(3)は難問です。
三角形OCF、三角形OBEは、いずれも3つの角が30度、60度、90度の三角形(正三角形の半分)です。
ここから、三角形CEDは
に気づけばOKです。
大問5「立体図形・切断」
定番の切断問題です。
塾のテキストに数字替え問題があるはずです。
「仮に○○としたら」という発想を身につけましょう。
大問2(3)(4)は、そのような問題です。
「等しいものに注目する」という発想を身につけましょう。
大問3では、太郎君と花子さんの休み時間がともに7分であることに注目しました。
前の小問をヒントにしましょう。
大問4の(2)(3)は難問ですが、有名な(1)を解く際の補助線が、そのまま利用できます。
以上、算数の発想法がギューッと詰まった問題でした。