目次 |
「傾向」 |
1、概要 |
(1)入試結果 |
(2)出題分野 |
(3)難易度 |
2、各論(大問1~7) |
「対策」 |
(1)入試結果
合格者平均点 | |
2020年 | 79.9点/100点 |
(東京女学館中学ホームページより引用)
(2)出題分野
「和と差」「数の性質」「割合」「立体図形」「平面図形」「点の移動」など、はば広く出題されています。
大問2の小問群では、「論理推理」の難しい問題が2問出題され、大問7「点の移動」では、進行グラフの読み取り問題が出題されるなど、ここ数年の中学受験・算数の新傾向が取り入れられています。
(3)難易度
全体的に、標準的な問題が多数出題されていますが、大問5、大問7では、かなり難しい応用問題も出題されています。
「出題分野&難易度マップ」を掲載致します。(難易度は、レッツ算数教室の分析によります)
Aが最も易しく、BCDの順に難しくなっていきます。
出題分野&難易度マップ | ||
大問1 | ||
(1) | 計算問題 | A |
(2) | 計算問題 | A |
(3) | 計算問題 | A |
(4) | 計算問題 | A |
大問2 | ||
(1) | 割合・仕事算 | B |
(2) | 論理推理 | C |
(3) | 割合と比 | B |
(4) | 論理推理 | C |
(5) | 平面図形 | B |
大問3 | ||
(1) | 和と差・平均算 | B |
(2) | 和と差・平均算 | C |
(3) | 和と差・平均算 | C |
大問4 | ||
(1) | 数の性質 | B |
(2) | 数の性質 | B |
(3) | 数の性質 | B |
大問5 | ||
(1) | 割合・濃さ | B |
(2) | 割合・濃さ | C |
(3) | 割合・濃さ | D |
大問6 | ||
(1) | 立体図形 | B |
(2) | 立体図形 | C |
(3) | 立体図形 | C |
大問7 | ||
(1) | 点の移動 | B |
(2) | 点の移動 | C |
(3) | 点の移動 | C |
(4) | 点の移動 | D |
それでは、順に見ていきましょう。
大問1「計算問題」
0.125=1/8は、必須知識です。
小数と分数の混合計算では、小数に合わせるのか、分数に合わせるのか、工夫しましょう。
大問2(1)「割合・仕事算」
仕事の全体を36とすると、Aは1日あたり3、Bは1日あたり4。
(36-3×5)÷(3+4)=3日間(答)
大問2(2)「論理推理」
( )全体は、6÷10=3/5
よって、1-2÷5(答)
5を分母にしたいので、その直前を÷にします。
大問2(3)「割合と比」
(8+3)÷2=5.5
8-5.5=2.5
20÷2.5×8=64個(答)
大問2(4)論理推理」
まず、A君とC君を比べて、②=10
次にB君に注目しますが、④を30にすると、①=0になってしまうので、④=20、③=30
よって、D=10+30=40点(答)
大問2(5)「平面図形」
直径3cm、中心角180度のおうぎ形が2枚。
直径12cm、中心角60度のおうぎ形が2枚。
よって、3×3.14+12×3.14×1/3=21.98cm(答)
大問3「和と差・平均算」
79.4×5=397点(答)
国 | 算 | 理 | 社 | 英 | 合計 | |
(1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 397 |
(2) | ○ | ○ | ○ | 246 | ||
(3) | ○ | ○ | ○ | 222 | ||
(4) | ○ | ○ | 175 | |||
(5) | ○ | ○ | 151 | |||
(6) | ○ | ○ | ○ | ○ | 326 |
問題文から直ちにわかるのが(1)(2)(3)
(1)(3)から(4)がわかります。
(1)(2)から(5)がわかります。
(4)(5)から(6)がわかります。
よって、英語は397-326=71点(答)
(4)から、国算の和は175、問題文より国算の差は15。(和差算)
よって、算=(175-15)÷2=80点(答)
表を書くのがコツです。
大問4「数の性質」
(1)100÷6=16あまり4より、16個(答)
(2)分母の素因数の2を約分するには、分子は2の倍数であることが必要。
さらに、分母の素因数の3を約分で消さないようにするためには、分子は3の倍数であってはいけない。
よって、2の倍数の個数から、6の倍数の個数を引けばよい。
50-16=34個(答)
(3)1~100までの整数のうち、2の倍数でも3の倍数でもないものなので、33個(答)
(1)(2)と解き進めると、(3)が解きやすくなっています。
大問5「割合・濃さ」
(1)
(100×0.05+300×0.05)÷(100+300)=0.08=8%(答)
(2)
(12-8)÷4×3=3、12+3=15%(答)
(3)BCの平均は、
(9×1+15×3)÷(3+1)=13.5%
13.5-10:10-5=7:10より、BC合計の重さは140÷7×10=200g
よってB=200÷4=50g(答)
大問6「立体図形」
(1)体積=底面積×高さです。
10×10×3.14÷4=78.5
(78.5-10×10÷2)×50=28.5×50=1425㎤(答)
(2)28.5×2=57(底面部分)
20×3.14÷4×50=785(側面部分)
57+785=842㎠(答)
(3)図3の体積から図1の体積を引きます。
10×10×3.14×5-1425=145㎤(答)
大問7「点の移動」
(1)8×2=16>14なので、点Qが先に折り返します。
8÷8=1cm/秒……P
14÷7=2cm/秒……Q(答)
(2)(3+6)×6÷2=27㎠(3秒後)
(6+8)×6÷2=42㎠(10秒後)
(3)先に戻って来るのはQなので、7×2=14(答)
(4)点PがD→8、24、40、56
点QがB→14、28、42、56
よって、56秒後(答)
・標準的な問題が多い分、合格には高い得点が求められます。
塾のテキストの基本的な問題を網羅的にマスターするのみならず、高い注意力が必要です。
・それぞれの問題について、定番の図や解法がある程度決まっています。(そのような問題が出題されています)
たとえば、
などです。
レッツ算数教室では、
「どのような場面では、どのように反応すればよいか?」
という点に注目して、指導しています。
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